心と体を不調にしてしまううつ病【症状を知っておこう】

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受診のタイミング

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特徴を把握

うつ病には様々な症状があります。全ての症状が全ての人の現れる訳でもありません。現れ方には個人差もありますので自己診断せずに専門医を受診する事が大事です。基本的には、精神面と身体面で辛さを感じる事が多くなります。気分が落ち込んだり、理由もなく悲しい気持ちになったりします。気分が落ち込む事は誰にでも起こり得る事なので見逃しやすいのですが、うつ病が潜んでいる場合があります。身体面では睡眠障害が起こる場合があります。不眠になったり、逆に睡眠過多になったりする場合があります。その他は、食欲がなくなったり常に疲労感が残ったりします。中には、慢性的な頭痛に悩まされるケースもあります。これらの状態が続くと日常生活に支障をきたします。自分ひとりで抱え込まずに専門医を受診する事が大切です。医師は様々な症状を総合的に見て診断します。診断されると治療に入ります。精神疾患の多くは家族の理解が必要になりますので、家族と一緒に受診すると安心です。治療以外にも休養が必要になる場合があります。心と体の疲れやストレスを取り除く事で治療効果をアップさせることが出来ます。医師に休養を勧められた際には、仕事や家事を休む事も大切です。治療に専念する事が回復の近道となります。うつ病の治療のメインは薬物療法となります。抗うつ薬などを服用して脳内のセロトニンやノルアドレナリンの働きを高めていきます。辛い症状を和らげてくれます。理由もない不安感ややる気を出してくれる効果があります。抗うつ薬にも多くの種類がありますので、主治医に従って服用していきます。注意しなければいけないのが、服用してすぐに効果が出ない場合が多いです。多くのケースで3週間から4週間位経過して効果を実感できるようになります。効果が出始めるのも個人差がありますので、焦らないで治療を続けることが大事です。中には比較的すぐに薬が効いてよくなったと自己判断してしまう人もいますが、主治医の指示に従い服用を続けていくことが重要です。うつ病は再発しやすい傾向がありますので、再発を防ぐ事も治療のひとつになります。多くのケースで症状が改善してから半年から一年程度薬の服用を続けることが多いです。中には数年に渡って服用するケースも少なくありません。いずれにしても主治医に従うことが大切です。初めて受診する時は時間に余裕をもって受診します。初回は医師と十分なカウンセリングの時間が必要になります。診断には数回の受診が必要になる事もあります。適切な治療を行えば完治可能な病気です。