心と体を不調にしてしまううつ病【症状を知っておこう】

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専門の病院で治療が必要

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医療スタッフとの信頼関係

ストレスが多い現代人にとって、うつ病は身近な病気となっており、少しでも異常を感じたら心療内科や精神科で診てもらうことが大切です。うつ病に罹ると、睡眠障害や摂食障害など、日常生活に支障を及ぼすような症状が表れ、さらに進行すると体重減少や頭痛などの異常が出てきます。また、仕事や勉強に対してやる気が起こらず、一日中、家の中でボーっとしていたり、常にイライラしていたりと、こころの症状が表れることが多くあります。心療内科などでの治療は、抗うつ薬を服用して、うつの原因である脳内ホルモンの分泌を正常にすることが主流となっています。それに加えて、メラトニンなどの睡眠を促す成分を摂取したり、体重管理を行って健康な体に近づけるように努力したりと、症状やうつの種類によって治療方法が異なります。どの治療方法を行うかは、診断を行う医師の判断に任せられますが、症状が深刻な場合は、入院して患者を回復させる場合もあります。入院のケースでは、患者が自傷行為を行わないように監視したり、奇声や暴力行為など、迷惑行為を起こさせたりしないような治療を行います。うつ病の治療は、自宅で管理できる場合は、通院しながら治療を行いますが、認知症で自己管理ができない人や自殺をほのめかす人は入院する必要があります。どの治療においても、患者と医療スタッフ、家族の支えが必要となってくるため、三者が信頼関係を築くことが大切です。うつ病患者の特徴として、患者本人は「自分は病気ではない」と考え、なかなか治療が進まないことが挙げられます。うつ病に罹る人は、管理職のサラリーマンや主婦、学生などさまざまですが、ほとんどの人が自分の症状を正しく理解できない現状があります。しかし、家族や職場の同僚など、周囲の人が症状に気付くことが多いため、異常を感じたら、すぐに心療内科や精神科へ通うことをおすすめします。心療内科などの治療では、患者と医療スタッフが信頼関係を築き、安心して悩みを話したり、こころの内を話したりすることが大切です。そのため、家族や友人から病院へ行くことをすすめられたら、素直に診断を受け、医師のアドバイスに従った生活を送ることが大切です。例えば、うつの原因となっているストレスを取り除くために、職場に配慮してもらったり、生活環境を変えたりすることも必要です。治療のために、仕事を休職するなど、大胆なアドバイスを受けることもありますが、そのような時は診断書を持って周囲の理解を得ることが重要です。また、うつ病の治療で最も大切なことは、早寝早起や一日で三回の食事をとるなど、規則正しい生活を送ることで、人間らしい生活を取り戻すことが第一歩です。うつ病は、長い期間治療する必要があるため、患者と医師の間に信頼関係を築くことが重要で、医師のアドバイスを聞いて、日常生活を正常に行うことが大切です。